日進月歩

外断熱のメリット【エネルギー削減②】

  • 2017.08.08
  • 全般

今回は前回の続きで、外断熱のエネルギー削減について実際のシチュエーションを交えてご説明します。

 

まずは夏場の場合を考えてみましょう。

外断熱をしていない鉄筋コンクリートの建物は、日中の強い太陽光によってたくさんの熱量を吸収し、日が落ちた夜にかけてそれをじわじわと少しずつ放出します。

躯体の内側に断熱材があったとしても、建物の中は蒸し風呂状態となります。

内部は暑くてたまらないので、冷房を強めに使わざるを得ず、電力をどんどん消費してしまいます。

窓を開けて熱い空気を逃がそうとしても、躯体自体が赤外線放射で熱を放出しているため、体感温度はあまり変わりません。

 

問題はそれだけではありません。

鉄筋コンクリート造は木造と違い通気性もよくありませんので、蓄熱された躯体と冷やされた室内の空気との温度差によって、躯体内側の断熱材の中に結露が生じ、カビやダニが発生、それがハウスダストの原因となり、最終的には内部に生活する人の健康まで害してしまいます。

 

外断熱の場合、鉄筋コンクリートのこの「蓄熱する」性質が良いほうに作用します。

外断熱は建物をすっぽり覆うように断熱するため、夏場でも日中に熱を溜め込むことはありません。

さらに室内で冷房を使用すると、コンクリートの躯体は冷やされた空気の「冷たさ」を蓄えます。

この「冷たさ」を少しずつ放出することによって、冷房の使用を最小限に抑えることができます。

 

冬場の場合も、熱量の出入りは逆になりますが上記と同様のことが言えます。

冬場によく感じる、足元から冷え込むようないわゆる「底冷え」は、鉄筋コンクリートの躯体が「寒さ」を溜め込むことによって起こる放射冷却に起因します。

また暖房を使用すると、夏よりも躯体と室内との温度差が激しくなるため、内断熱の場合はそれだけ強く断熱材内部に結露が発生します。

 

外断熱を施していた場合は、躯体が外気の「寒さ」を溜め込むのを防止し、代わりに室内の暖房の「暖かさ」を溜め込み、電気の消費量を抑えることができます。

fuyu_atataka

外断熱は、鉄筋コンクリートの性質を上手に利用した『パッシブな』技術なのです。

外断熱のメリット【エネルギー削減①】

  • 2017.07.31
  • 全般

今回から2回に分けて、予告しておりましたエネルギー削減についてお話しします。

 

いきなりですが、パッシブウォールの『パッシブ』とはどういう意味でしょうか。

『パッシブ』とは、「受動的な」「受け身の」という意味であり、反対語は「アクティブ」(=「積極的な」)です。

 

住宅などの生活空間における『アクティブ』を、

生活するために電気やガス等のエネルギーを積極的に使っていくこと、と定義するなら、

極力それらのエネルギーを使わずに生活することは『パッシブ』と定義することができます。

 

では、外断熱と『パッシブ』は、どのように関係してくるのでしょうか。

 

鉄筋コンクリートの建物は、躯体そのものが蓄熱体と言えます。

どういうことかと言いますと、コンクリートは密度が高く、一度蓄えた「熱さ」や「寒さ」を放出しにくいのです。

水の場合を思い浮かべると分かりやすいのですが、水もそれなりに密度がある物質で、沸騰させてお湯にするとなかなか冷めないですね。

鉄筋コンクリートの建物の場合も、これと同じことが言えるのです。

building_concrete_uchippanashi

とりあえず今回はここまで。

次回は実際に外断熱の躯体が夏の場合と冬の場合でどのようになるか、具体的に考えてみたいと思います。

外断熱改修建物の特長

  • 2017.05.08
  • 全般

今回から、外断熱改修によるメリットのお話を。

 

外断熱改修は鉄筋コンクリート造の建物の外皮をすっぽりと覆ってしまう工法です。

 

いくつかの特長がありますので、その一つを紹介させていただきます。

 

○建物の耐久性が向上します

 

鉄筋コンクリートの建物は長い年月が経過すると、空気中の二酸化炭素と反応してアルカリ性を失い中性化する事で劣化を引き起こします。

 

その劣化により発生したひび割れにより雨水等が浸入して鉄筋が錆びて膨張し、崩壊や崩落につながります(これが劣化メカニズム)。

このような建物の劣化は自然に治まることはありません。出来るだけ早い時期に手を打つ必要があります。

 

その打ち手の一つが外断熱改修です。断熱材を貼り付け湿式工法で仕上るシステムで、建物をすっぽりと包み込む事で劣化をストップ(大幅に遅らせる)する事が出来ます。

 

ボロボロになってからでは、改修に費やす時間とコストも大きくなるので、「今、建物がどのような具合なのか?」を知ることが大切です。

 

170508

 

~次回はエネルギー削減についてお話させて頂きますのでお楽しみに!~

「日進月歩」コーナーでは、NOHARAの外断熱の進化をお伝えして参ります!

  • 2017.03.24
  • 全般

本ウェブサイトの「日進月歩」コーナーでは、NOHARAのご提供している外断熱「Passive Wall」が、日々どのように進化・発展していっているのか、という事をテーマに情報発信してまいります!みなさま、ぜひよろしくお願いいたします!

パッシブウォールサイトがオープンしました!

  • 2017.03.21
  • 全般

170314_PW

パッシブウォールサイトがオープンいたしました。

 

パッシブウォールとは、一般的に湿式外断熱や透湿外断熱と呼ばれる外断熱システムです。

 

パッシブウォールの主な特徴

 

・断熱材は標準タイプEPSと高性能タイプカーボンEPSの2種類!
・外断熱外壁にシーリング目地がいらない!
・国産仕上げ塗材で様々な意匠に対応!

 

沖縄から北海道まで国内で多くの実績を持つ「日本の建築向けに最適化した外断熱」です。
サンプルや詳細資料もございますので、お問合わせをお待ちしております!